たくろうとは?メンバーと結成年、所属事務所
漫才スタイルの特徴 ― “挙動不審×高速テンポ”漫才の魅力
M-1グランプリ2025 決勝進出の経緯と意義
過去の実績と舞台経験 ― 地道に積み重ねた下積み期間
今後の展望 ― テレビ・ライブ・配信、それぞれの可能性
1. たくろうとは?メンバーと結成年、所属事務所

たくろうは、2016年3月9日に結成されたお笑いコンビで、所属は 吉本興業(大阪本社)です。ウィキペディア+2M-1グランプリ+2
メンバー構成は以下のとおり:
- 赤木 裕(ボケ)

- きむらバンド(ツッコミ) DOMOぱど+1

2016年の結成から約9年、漫才劇場やライブを中心に活動を続けてきた“下積み芸人”で、今回2025年のM-1でついに決勝の舞台に進出したことで、一気に注目が集まっています。ナタリー+1
彼らの活動基盤は関西、特によしもと漫才劇場。そこで培われた“劇場ウケ”と“ライブ慣れ”が、今回の結果につながったと多くの関係者が語っています。DOMOぱど+1
2. 漫才スタイルの特徴 ― “挙動不審×高速テンポ”漫才の魅力
たくろうの漫才の最大の特徴は、その “不安定さ” と “テンポ感”。
ボケの赤木さんは、どこか挙動不審で、不安げで、観客に「次、何が起きるんだろう?」という期待感と不安感を同時に抱かせる存在感があります。その不穏さを支えるのが、きむらバンドさんのツッコミ。彼が普通にツッコむだけではなく、あえてズレを受け止めたり、間を生かしたりすることで、“ズレ”と“間”の笑いの構造を作り出してきました。複数のレビューでは「“リアルな狂気と日常のズレ”が交錯する、クセになる漫才」と高く評価されています。きなくらブログ+2Laughter is vitality for tomorrow+2
また、「高速テンポ」も彼らの武器のひとつ。セリフのスピード、間の取り方、観客の反応と演者の呼吸──すべてが高速かつ不安定。だからこそ、観客は笑いと同時に“緊張”を楽しむことになる。何度見ても同じじゃない、だからこそクセになる漫才です。
この“異質な笑いの構造”は、普通の王道漫才とも、コントとも違う。たくろうだけが持つ、唯一無二の芸風と言えると思います。
3. M-1グランプリ2025 決勝進出の経緯と意義
2025年のM-1は非常に激戦で、応募組数は過去最多を記録しました。その中で、たくろうは:
- シード権で1回戦を通過 M-1グランプリ
- 2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝を順当に勝ち上がり
- 最終的に 決勝進出9組 のひとつに選ばれました。M-1グランプリ+2Lmaga+2
特に注目すべきは、「7年ぶりの準決勝通過」からの“初の決勝進出”。関係者やファンの間では「ついに来た」「待たせたな」という声が多く、このニュースだけでSNSが一気に沸いたほど。ナタリー+1
決勝進出は、たくろうにとって“全国区の扉”を開く分岐点。これまで漫才劇場やライブ中心だった地道な活動が、テレビ・配信・大きな仕事へのきっかけに変わる可能性が高い。
彼ら自身も、決勝進出時の会見で「ネタ中に感じた手応え」「やっと報われた」と語っており、その言葉には重みがありました。ナタリー+1
4. 過去の実績と舞台経験 ― 地道に積み重ねた下積み期間
たくろうは、決して “一夜のヒット” で決勝に来たわけではありません。むしろ長年の下積みと経験が、今爆発している。以下、過去の主な実績です:
- 2018年:今宮子供えびすマンザイ新人コンクールで「新人漫才福笑大賞」を受賞。DOMOぱど+1
- 以降も劇場ライブ、ネタライブ、配信などで活動を重ね、ファンと実績を少しずつ増やしてきた。gei-nin.com+2DOMOぱど+2
- 彼らのライブ映像やネタ動画は、YouTubeなどでも公開されていて、既に一定のファンベースを持っている。例えば「よしもと漫才劇場9周年記念ネタ」など。youtube.com+1
この「下積み+安定したアウトプット」があったからこそ、2025年のM-1で芽が出た――そう言えると思います。
漫才の世界は華やかに見えて、でも実は「継続」と「経験」の世界。たくろうは、その典型例だと感じます。
5. 今後の展望 ― テレビ・ライブ・配信、それぞれの可能性
たくろうが今後進む道は、複数あって、どれも可能性があると思います。
■ テレビ・バラエティ出演
挙動不審でクセの強いキャラ、そして高速テンポの漫才。
普通の王道芸人にはない“ぶっ飛び感”は、テレビ映えしやすいと思います。今後、番組出演のオファーは増えるはず。
■ 全国ライブツアー/単独ライブ
決勝進出で注目が集まった今、ライブチケットの需要は確実に伸びる。
関西だけじゃなく、全国での単独ライブも視野に入ると思います。
■ ネット配信・YouTubeなどでの発信
すでにネタ動画を公開してファンを持っているので、YouTubeや配信での発信を拡充すれば、さらにファン層が広がる可能性あり。若い層や“お笑いライト層”にも届きやすい。
■ 長期的な芸人活動とファン維持
挙動不審×クセのある芸風は、“一発屋”には終わらない安定感も感じる。
むしろ “コアファン” をつかんで、長く続く可能性が高いコンビだと思います。


